好きの質感ノート

ブログの名前が「質感ノート」になりました!
デザインも少しリニューアルしたョ〜

宇野ビビディープ
/ 宇野由紀子

ライフテクスチャリスト

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宇野ビビディープ / 宇野由紀子

株式会社テンネット 代表取締役

質感研究室 室長

ライフテクスチャリスト

企画プロダクション勤務を経て、収納用品メーカーに入社。商品開発の責任者をつとめる。2002年に整理・収納用品のWEBショップ「収納の巣」を立ち上げ、2012年に運営会社である株式会社テンネットの代表取締役に就任。暮らしにスムーズをもたらす収納はもとより、自分の“好き”を探求し、自分らしくモノを持つことも収納の役割と考え、研究・企画・創作。2015年に、好きとつながり好きを深める装置としての収納ツールを発表した「ワタシにオサメル展」は好評を得、それらの作品をプロダクト化した収納レーベル「VIVIDEEP」を翌年立ち上げる。また2017年には「質感研究室」を開設。モノ・コトを感じとるセンサーを磨き、好きの質感をたぐりよせることをテーマに、研究会やワークショップ、商品開発も行う。

嵯峨美術大学 デザイン学科 生活プロダクト領域 非常勤講師
ライフオーガナイザー® クローゼットオーガナイザー®

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「吊るす」浴衣収納アイデア

2013.08.09

先日から着物の収納のことをあれこれと考えています。
和ダンスがなくてもオッケー、なご提案をしていきたいなあと企んでのことなんですが
まずはお気軽なところで今日ご紹介するのは浴衣を吊るして収納する方法。

DSC07830表紙


↑ 出来上がり~の写真から披露していますが、洋服カバー包まれているのは浴衣2着です。

実はカバーの中では、スカート用の↓ こんなハンガーががんばってくれています。

DSC07859修正

通常はスカートを4枚かけて収納するこのハンガーに
浴衣を2着掛けちゃおうという算段でして。
上の写真のクリップの位置は適当にバラついているわけでなく
浴衣が掛けやすいように位置合わせをしているんですね。
(浴衣を掛けてから合わせられるので、最初から位置決めしなくても大丈夫!)

ではまず1着目。

DSC07819修

浴衣を畳むと上の写真のように両袖の間に衿が来ますよね。
その衿が落ちてしまわないように一緒にクリップに挟みます。
(クリップの位置が左右対称でなかった理由はコレ)
DSC07820修

 

今度は浴衣の裾部分を折り上げて2段目のクリップに。

DSC07821修

その際にも内側に来ている前あわせが落ちないように、
布が一番たくさん重なっているところを挟むようにします。
同様に2着目の浴衣も3段目、4段目のクリップに挟むのですが
ポイントは1着目の浴衣とは左右を逆に持ってくることです。

DSC07823修

↑ 写真では右側に衿の厚みが来ていますよね。(さっきは逆でした)
裾も同じように折り上げてクリップに挟めば…

DSC07826修

はい終わり。
浴衣の左右を逆にしたことで重量のバランスがとれてハンガーが傾きません。

DSC07818修

シーズン中はこのような感じでクローゼットなどに吊るしておけば、
いつでもスタンバイOKな状態。

先日のイカス*キモノオーガナイズ《大人ゆかたmeeting》でもこの方法をご紹介したところ
「畳んで収納してしまうと、また出してきて着るのが億劫になるけど、
これなら何回も着たくなる~!!」
との嬉しい反応!
夏の間しか着れない浴衣ですから存分に楽しみたいですもんね。

そしてシーズンオフには、冒頭の写真のように
ホコリよけのカバーをかけて保管していただければバッチリ!

(※生地に腰があり、アイロンなどのお手入れもしやすい浴衣や綿の着物向きの収納方法です。)

 

そうだ、もうひとつ。帯のお気軽収納も最後にご紹介させてくださいね。

DSC07841修

こちらは「ストップバー」というズボン用のハンガーを使用しています。

名前の通り、バーの部分が滑りにくくなっているハンガーなので
するすると落ちてしまうストレスはありません。
着たあとの風通しにも便利ですし、シーズン中にはこのまま収納しておいても大丈夫ですね。
いわずもがな、半幅帯なら2本かかります。

 

浴衣のお気軽“吊るす”収納、いかがでしたでしょうか。