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◆正倉院パワー

Shuri

こんばんは。Shuriです。

昨日は文化の日。安直ながら、文化的なことを!という試みで

奈良の『正倉院展』に行って来ました。

毎年、TVのニュースで秋の風物詩として見聞きするだけでしたが、

今年は遷都1300年の盛り上がりの影響を受けてか、

初めて行ってみようということに。

でも、勢いだけで行くと決めたので、なにも予習してなくて、

会場でチケットを買い、初めて今年の目玉の宝物はこれなんだ~と認識。

Photo

「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」ですって。

チケットを買ってから会場に入るまでに1時間半並び、

中に入ってからもこの五絃琵琶を間近で見るためにさらに

30分ほど並んでようやく目の前に!

正面にはらくだの上で琵琶を弾く人がユニークに描かれ、

裏面には唐花文が立体的にも見えながら華やかに咲きほこっていました。

つきなみですが、ホントに保存状態がよくて、細工が細かくって、

ハ~~~(ため息)、キレ~~~ィ~(うっとり)!!

よくぞこんなに美しく残っていてくれました!!! と大感動。

五絃琵琶は文献や絵としてみることはできても、現存するものは他になく、

世界中で正倉院にあるこの1つだけでだそうです。

正倉院の保管状態がいかに優れているかということを表していますね。

ピラミッドパワーならぬ、“正倉院パワー”です。

正倉院の構造は遠い昔に学校で習った『高床式』。

その構造はねずみや害虫の進入を防ぎ、風通しがよくって湿気の害も

防いだそうです。

しかも、宝物を杉でできた『唐櫃(からびつ)』っていう箱に入れていて

それが湿度や温度の変化が少ない環境を作ったんですって。

なるほど、だから五絃琵琶はもちろん、木管や布地なども残っているんですね。

さすがに今は空調管理が万全の鉄筋コンクリートの宝庫で保管されているのだとか。

ウチの宝庫(押入れ)には後世に伝えていきたい代物は入っていませんが、

せめて次のシーズンにお布団や衣類が気持ちよく使えて、

私が生きている間くらいは、アルバムとか思い出の品なんかが

ちゃんとした状態で残るよう、環境維持につとめたいと思いました。

ねずみや害虫の被害にあったことはないので、そっちはあまり気にしませんが、

“湿気対策”は重要ですね。

みなさんの宝庫環境はいかがですか?

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