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手ばなせないモノとの新たな関係づくり 「リ・リレイト」
2013.12.02
母がウン十年前に来ていたツイードのスーツを去年リメイク。
この秋はじめての出番は、先月末の文楽公演でした。
寝坊して着物を着る時間がなくなり、急遽この出で立ちで〜。
現代人にとっては理解しがたい「敵討ち」に向けるパッションとモチベーションはいったいどこから…。
あ、これは伊賀越中双六(文楽の演目)のことでした…
ではなくてスーツの続き……
えっとですね、これはずいぶん前に母から譲り受けたスーツで、
もともとは、ごくごく普通の二つボタンのジャケットと
ゆる~いギャザーの膝下丈スカート。
生地はとっても好きなんだけど、カタチが古くて着れない…
母が着ていた姿が目に残っているし手放すにはしのびない…
と数年間もやもやしたままずっと塩漬けにしていました。
それではイカン。もやもや対象としっかり向き合おうと行動に移したのが去年。
知人のデザイナーさんに相談に乗ってもらいながら
どうせやるならと大胆にリメイクした結果がこれなんです。
レザーをポイントポイントにあしらってもらい、ジャケットは三つボタン(革)に。
スカートは思い切って巻きのミニ丈にしました。
今回のように、スーツでの出番はあまりありませんが、
ジャケット、スカート、それぞれに大活躍。
それなりに費用はかかったものの、
「放置してる…」という罪悪感から解放され、お気に入りの仲間入り。
本当に大満足。
母がとても喜んでくれたのも、嬉しいご褒美でした。
さて、今日のタイトルについて、です。
思い出のモノ、想い入れのあるモノ、さくさく手放せないんです、わたし。
それならば、対象としっかり向き合い、対話し、戯れ、カタチを変え、新たな関係をつくりたい。
そのまんまだとずっと塩漬けだし、ずっともやもやですから。
この、わたしの永遠のテーマ、
モノとの関係を新たにする、という意味で “ re-relate リ・リレイト ” と呼んでみることにしました。
ブログのカテゴリーにも追加。
トライ&エラー、皆さんとシェアできれば嬉しいなと思っています。