浴衣以上、単衣未満のらくらく木綿着物
2015.06.14
久しぶりに着物でおでかけしてきました!
といっても超らくらく、木綿着物に半幅帯ですが〜。
まだ6月なので、浴衣は少し早い気がする‥
でも正絹の単衣は暑そうで手が伸びない‥
そんな時に大活躍の1枚が、この木綿の着物なんです。
青みがかった緑色に一目惚れした会津木綿の反物を自分で縫った愛着たっぷりのコなんですよね〜。
(半年以上かかりました‥。自分で縫ったのは後にも先にもコレだけ‥笑。)
長襦袢無しで着れるし、汗をかいても洗えるし、ほんとに気軽で重宝しています。
帯は伊勢型木綿の半幅帯。これも何にでも合わせやすくて出番多しの一本です。
さて、おでかけした先、1軒目は神戸ファッション美術館。
今月28日まで開催中の超絶刺繍展を観て参りました。
20世紀初頭のパリのオートクチュールドレス、18世紀ロココ時代の宮廷衣装、
他にも様々国の衣装や祭礼の刺繍には目を見張るものがありました。
でも、一緒に行った友人と一番盛り上がったのは日本のもの。
中でも“長崎くんち”というお祭りに登場する鉾(ホコ)のための魚づくしの刺繍は文字通り「超絶」でした。
例えば、これ ↓
ポスターに近寄ってアップで撮った写真なので、臨場感があまりないんですが
現物は本当にリアル!
盛り上がりのある立体的な刺繍で、すごーい手仕事です!
いろんな魚がそれぞれ個体として独立していて、お祭の際に赤い生地に留めつけられ
鉾になるそうです。
豊漁への願い、神への祈りがこの精緻でありながらダイナミックな刺繍に込められているんでしょうね。
ちょっと感動しちゃった〜。
超絶刺繍に興奮したあと、2軒目に向かった先は
横尾忠則現代美術館です。
2011年の秋にオープンして以来、何度も訪れているお気に入りの美術館。
(何を隠そうワタクシ横尾忠則さんの大ファンですの!)
7月20日まで“YOKOO TADANORI CUT & PASTE” と題した展覧会を開催中で、
80年代末〜90年代初めの「コラージュ」的手法を用いた作品の数々が集結していました。
中には初公開のものもあって見応えたっぷり。
個人的には今回のテーマ、とってもよかったな〜。
3階の展示スペースは、近寄りすぎなければ写真オッケーという何ともアバウト(&素敵)なルール。
もちろん、たくさん撮らせていただきましたよ!
ちょっとアンニュイ風のや‥‥
横尾さん独り占め〜な感じのを‥‥(笑)
久々にお休みモード満喫の日曜日でした。