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イカス*キモノ レスキュー活動記 vol.0
“イカス*キモノ レスキュー”とは、着物を着たい気持ちはあるけれど、コーディネートがうまくいかない、
TPOや季節のルールが分からない、などなど、いろんなモヤモヤがあって今ひとつ着物でのお出かけを
たのしめていない・・・そんなお悩みをお持ちの着物迷子さんを救出する活動です。
Vol.0 として大阪府堺市のHさん宅へおじゃました模様をレポートいたします。
ご自分で着付けもでき、昨年イカスキモノで主催した大人ゆかたの会には自作の浴衣で来てくださったHさん。
お母さまのお着物や、お知り合いからのいただきもの、ご自分で選ばれたものなどたくさんお持ちで、
積極的に着物生活をたのしんでいらっしゃると思っていたのですが、
「好きな着物なのに合わせるものがない」「なんにでも合うと勧められて買った帯なのにどの着物ともしっくり合わない」
「かわいすぎて恥ずかしい」「地味すぎて面白くない」「いっそ手放して数を減らした方がいい?」
など、実はモヤモヤがたくさん。
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そんなHさんに、まずは「着物を着てどこに出かけたいですか?」と質問したところ、
「素敵なところへお食事に」「コンサートや展覧会へ」「お友だちと京都へ」とのお答え。
最初にご自分が『ワクワクするシチュエーション』を想定していただいた上で、次に
『ご自身のテンションが上がるコーディネート』を探っていきました。
お手持ちの着物、帯、小物類を見せていただき、着たいと思ってらっしゃる着物を数点選んで帯合わせ。
これまで思ってもみなかった組み合わせに、「えー!これが合うんですか?」と、まだピンとこないご様子のHさん。
帯揚、帯締、普段お使いのブローチから選んだ帯留と順々に合わせていくと、
「ステキ!」「かわいい!」「イケてるー!」と、どんどん盛り上がっていただきました。
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ほんわりかわいくなりそうな小紋には渋めの帯に小物で差し色を。
正統派の淡いピンクの色無地は濃色の帯揚・帯締にキラッと光った帯留を添えてカッコよくまとめ、
濃いめのピンクはレトロ感をたのしむコーディネートを狙って、ドラマチックな黒帯に赤の小物で。
「これだと甘くなり過ぎないので恥ずかしくないです!」とのお声。
一方、冴えた色合いとボリューム感が主張して、組み合わせに困っていたグリーンの帯は、
帯と着物のなじませ役になるような色目の小物を帯周りに持ってくることで
小紋や白大島にしっくり。
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着物や帯を単体で見て、自分のなりたいイメージと距離があっても、
小物で全体の印象をがらりと変えることができます。
ご自身の「こうありたい」に引き寄せるべく、自由な発想で小物アレンジをたのしんで欲しいなと思うのです。
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Hさんの場合も、手持ちの着物、帯、小物、そして参考までにレスキュー隊長 宇野由紀子が持ち込んだ
小物の一部を組み合わせてワクワクなイカスキモノ・コーデが何種も完成。
「このまますぐにお出かけしたい!」と盛り上がってくださったHさんのイカスキモノ艶姿を想像し
私たちにとっても、ハッピーな時間となりました。
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ちなみに今回レスキューさせてもらったHさん、我らが「収納の巣」の店長ハマグーでした。
写真でお気づきの方もいらっしゃったかもしれませんね。
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はじまったばかりの“イカス*キモノ レスキュー活動”。
「活かしてイカス」ワクワクな着物生活のために、つづきをまたお届けしたいと思っています。
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