好きの質感ノート

ブログの名前が「質感ノート」になりました!
デザインも少しリニューアルしたョ〜

宇野ビビディープ
/ 宇野由紀子

ライフテクスチャリスト

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宇野ビビディープ / 宇野由紀子

株式会社テンネット 代表取締役

質感研究室 室長

ライフテクスチャリスト

企画プロダクション勤務を経て、収納用品メーカーに入社。商品開発の責任者をつとめる。2002年に整理・収納用品のWEBショップ「収納の巣」を立ち上げ、2012年に運営会社である株式会社テンネットの代表取締役に就任。暮らしにスムーズをもたらす収納はもとより、自分の“好き”を探求し、自分らしくモノを持つことも収納の役割と考え、研究・企画・創作。2015年に、好きとつながり好きを深める装置としての収納ツールを発表した「ワタシにオサメル展」は好評を得、それらの作品をプロダクト化した収納レーベル「VIVIDEEP」を翌年立ち上げる。また2017年には「質感研究室」を開設。モノ・コトを感じとるセンサーを磨き、好きの質感をたぐりよせることをテーマに、研究会やワークショップ、商品開発も行う。

嵯峨美術大学 デザイン学科 生活プロダクト領域 非常勤講師
ライフオーガナイザー® クローゼットオーガナイザー®

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イカス*キモノオーガナイズ 初回レポートその2

2013.07.05

ご参加くださったみなさん、また先日UPしたレポートその1を見てくださった方々からのご反応に
さくら助手ともども うれし涙は湧く、血潮は沸く、のワクワク状態がつづくなか、
今日は「イカス*キモノオーガナイズ」初回レポート、その2です。

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写真は、コーディネートの参考になればいいな、とサロンに並べておいた
わたしの手持ちの着物と帯。そして さくら助手の小物少々です。

高校生の頃から着ている鮮やかな黄八丈や、母が縫ってくれた“the 娘さん”なピンクの小紋など。
何十年選手を今もしつこく着てるよ、というのをお伝えできればと思ってあえて並べました。

一時は、このままだとそろそろ無理?
朱赤の八掛(はっかけ:着物の裾や袖口などにちらりと見える裏の布)ぐらい地味な色に変えた方がいい?
と悩み、呉服屋さんに相談したことも。

でもその呉服屋さんの、とてもセンスのいいおかみさんが
「帯合わせで変わるから、まだまだ大丈夫ですよ」と。 (帯を売りつけるでもなく!)
それ以来自信をもって楽しめるようになりました。
ちょっとしたあとおしで気持ちが変わるものですね。

 

第二部の導入として、これらの現物コーディネートを見ていただいたき
「そっか~」「なるほどな~」「こんなんありなんや~」「へ~」「かわいい~」
パシャ パシャ パシャ (←シャッター音)
とテンションがアップしたところで、

いよいよお持ちいただいたご自身の着物コーディネートへ突入です。

 

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まずはレポートその1にも書かせていただいた“モヤモヤ”、
自称「旅館の仲居さんに見える」紺の色無地。
黄味がかった 確かにちょっぴり難易度の高い紺。

しょっぱなから手ごわい課題でしたが、
黒地の袋帯でパーティなどに行けそうなマダム風なコーデ(小物の紫で少し艶っぽく)、
そしてからし色の名古屋帯に明るい色の小物を合わせたカジュアルなコーデの2例完成。
きゃ~っと歓声。

 

↓ 続いて同じ方の「小学5年生に見える絣」をアレンジ。
う~ん素敵。お似合いです!

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↓  次は「どんな風に着たらいいのか分からない」お母さまの白大島を
ご本人のイメージに合わせて大人かわいいアレンジに。
ひゃ~っと拍手。

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↓ そして「古着屋さんで買ったものの、いざ着ると田舎っぽくなる気がしてきて
ほとんど着ていない紬」を縞の帯と帯留めできりっとモダンに。
なるほど~となんども首が縦に。

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↓ ラストは、「母親の地味な夏きものをなんとか着たいんだけど」
ということで、上品&さわやかなコーデに。
ターコイズブルーのガラスの帯留で仕上げ~

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こうして全員のコーディネートが終了したとたん、喜びの舞が自然発生~!!

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みなさんのおかげをもちまして、無事&大騒ぎで
「イカス*キモノオーガナイズ 1st.warm-up-meeting 」が終了。
今回みなさんがお持ちくださったのは着物だけだったので
わたしやさくら助手の帯と小物を使ってコーディネートを実施。
そのため、今日のコーデをこのまますぐに着てもらえるわけではありませんが
モヤモヤを抱いていた着物も充分に“活かせる”ということを実感していただき
組み合わせのヒントをお持ち帰りいただくことができたならば
今回の meetingの目標は達成かと思っています。
着物って?というほんの少しの知識を下敷きに、
遊び心をプラスして自由な気持ちで向き合ってみると
おうちで眠っている着物に帯、小物も活躍する可能性大。
まずはそんな目で一度たんすをひっくり返してみて欲しいのです。

新しいものを物色するのは、
お手持ちのものと向き合って、こねくり回して、好きなものが分かってきて、
キモノライフって楽しい!という確信を持ててからでも遅くないと思うんです。
みなさんのキラキラした瞳、歓声、拍手、小躍りしているお姿、
そして嬉しいご感想の数々は
これからのイカス*キモノオーガナイズへの大きなパワーになりました。

 

1st.warm-up-meeting のよかったところ、反省すべきところ、
またがんばりすぎたところ(なんせ持ち込んだ荷物が泥棒か家出少女かというような量!笑)
をふまえつつ、これからの在りようを張り切って考えていきたいと思っています。

どんな イカ*キモ が飛び出すか、どうか楽しみにしていてくださいね。