オリジナル文庫紙(たとう紙)作っちゃいました!
2013.10.30
ずーっと思っていたんです。文字や絵の無いシンプルな無地の文庫紙(たとう紙)が欲しい。
でもなかなか見つからないんですよね。
それならば!とこのほど一念発起。イカス*キモノセレクトのオリジナル文庫紙 作っちゃいました!
着物をお持ちの方なら必ずお使いの文庫紙(たとう紙)。
あつらえた時に入ってきたものを長年そのまま使っているという方、多いのではないでしょうか。
何を隠そう わたしもその一人。
親に持たせてもらった着物や帯はなんと20年選手の文庫紙に!
他にも5年選手、10年選手のベテラン揃いで
全体がシワシワ、角の補強部分や中の薄紙に破れ、
また意識してチェックしてみると、紙シミの出ているもの多々…。
和紙が湿気を吸収して変色したり、糊の成分が変質したりするんでしょうね。
これって中の着物や帯にとっては全くもって悪環境。
そうなる前に文庫紙は定期的に入れ替えた方がいい、ということは知りつつも
買って持ち帰るのが億劫だったり、気に入ったものが見つからなかったりで、
ずいぶん長らくそのままにしていました。
↑ これはこれでなんとなく味わい深くもあり(笑)、愛着を感じてしまったりもしますが、
でもやはり着物や帯のことを思うと総入れ替えするべし。
今週末あたり、必要数を数えようと張り切っております!
さてさてオリジナル文庫紙、何がオリジナルかをもう少しご説明しますね。
はい、中に着物を入れますよ。
↑ 何か違いに気づきましたか?
↑ 紐がない!
そうなんです(ドヤ顔で)。
ここに紐の結び目があると、重ねて置いた際に着物にカタがつく…という理由で
中の紐は結ばない方がいいとよく言われます。
ならば取ってしまった方がシンプル!ということで中の紐がない仕様にしました!
そして、和紙は厚くもなく、薄すぎもせず、なものをセレクトしました。
厚みがあるしっかりしたものは高級感はありますが、かさばって重たい…。
また価格もアップしてしまいます。
それよりは、適度な厚みでほどよい価格。
時期が来れば臆せず交換できる、というところを重視しました。
不要なものはつけず、
そして見た目も超シンプルに。
でも中身を確認する小窓はつけて…
こーんな仕上がりになっています。
合わせて4種類からお選びいただけます。
そうそう、折ったり巻いたりせず、まっすぐのままのお届けにもこだわっていますよ♪
総入れ替えとはいかずとも、今一度お着物の環境チェックをしていただいて、
「これはあまりにも着物がかわいそう…」なものから交換していただくのもいいかも知れないですね。
湿気の少ないこの季節、お天気のいい日を選んでぜひ♪