羽織を帯にリメイク。新たな関係へ「リ・リレイト」
2014.01.10
1月3日はお能へ、1月4日は文楽へ。
ここ何年かの新年の定番行事になっています。
文楽にでかけた4日のコーディネートがこちら。
実は上の写真の帯、もともとの姿はこれなんです。
私が10代後半の頃に母が作ってくれた黄八丈のアンサンブルの羽織。
アンサンブル(着物の羽織のセット)で着ることはもう無いし、
他の着物と組み合わせて着るにも丈が短くて少々違和感…。
そんなこんなで長年着ないまま、箪笥の肥やしになっていました。
ならばカタチを変えて再び活躍の場を!と思いたち、
母にことわりを入れた上で、和裁士さんに依頼し
名古屋帯にリメイクしてもらったわけなんです。
このとおり晴れて昨秋 名古屋帯に生まれ変わった元羽織さん。
「イカス*キモノオーガナイズmeeting <東京>」で早速デビューを飾り、
お正月の文楽で2回目の出番。
20年近い“肥やし”生活を経て、売れっ子に大変身の予感!
写真を見た母が喜んでくれたのもとても嬉しくて。
まさに私が取り組もうとしている
“手ばなせないモノとの新たな関係づくり 「リ・リレイト」”だ~
とほくそ笑んでいる次第なのです。
ちなみに文楽では、友人がアレンジしてくれた舞台裏ツアーにも興奮しました!
左上:お三味線の鶴澤清丈`さんと記念撮影♪
左下:出演していたお人形さんたちが勢ぞろいの図
右:人形遣いさんの高~い下駄がずらり!
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さてさて着終わった着物や帯はしまう前に風通しをお忘れなくですよ。
帯を風通しをする際に使っているのがこのスラックス用のハンガー
一昼夜 風を通したら、イカス*キモノセレクト 帯用のシンプルな無地文庫紙/たとう紙
に入れて収納します。
私たちのオリジナルのこの“たとう紙(文庫紙)”は、
写真のように内側の紐が無いので出し入れもワンステップ省けます。
中の着物や帯に結び目のカタがつく事も防いでくれますしね。
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台紙ありと台紙なしを選べますが、
この帯自身が結構しゃっきりしているので今回は台紙なしに。
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何年も使っている古い、くしゃっとした“たとう紙(文庫紙)”を
少しずつ取り替えていっています。
着物や帯にとって好環境になるのはもちろん、
絵柄のないシンプルさが嬉しいし、
箪笥を開けたときのテンションも違ってきます。
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キモノライフを満喫するぞ、と意気込みばっちりのお正月。
今年はクローゼットをオーガナイズして
着物収納のスペースも作ってみようかな、なーんて企んでみたり。