TOP ブログ一覧◆染工房でワクワク体験。半幅帯を染め直して「リ・リレイト」
◆染工房でワクワク体験。半幅帯を染め直して「リ・リレイト」
収納の巣の宇野由紀子です。
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愛着はあるけれど、着ていないもの、使っていないもの。
私はドライにスパッと捨てられるタイプではないのでいろいろと持っています。
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でも、そのまんま置いておいても場所をとるだけだし何となくモヤモヤ。
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そこで、しまい込むのではなく、今の自分に合ったカタチに変えることで
もう一度そのモノとの新しい関係を築いちゃおうという試みを
「リ・リレイト re-relate」と名づけて ひとり実験劇場を繰り返しています。
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使わなくなってから久しい真っ黄色の綿の半幅帯が
染工房で生まれ変わりました!
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中学か高校の頃に母に買ってもらい、浴衣やウールの着物に合わせていた半幅帯。
鮮やかな黄色に蛍光色のような黄緑の麻の葉模様。
今のわたしにはカワイ過ぎる上に、大きなシミもあり、このままでは到底締められない。
でも思い出もたっぷりで、手放すにはしのびない。
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となると、お分かりですよね。
そう、格好の「 リ・リレイト」 ターゲット!
染め直しなんて出来たらいいのになあと、とずっと考えていました。
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そこで、紹介していただいたのが「染工房 仙波」さん。
ろうけつ染めを用いた のれんや旗などをオーダーメイドで作っておられる、
大阪は八尾市の工房です。
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とある週末、友人の案内のもと、半幅帯を携えて訪ねました。
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こういうモノづくりの場に弱いんですよね…。
工房内のあれやこれやに興味津々。
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代表の仙波憲知さんに“染”についてのいろんなお話を聞かせていただき
こちらからも質問の嵐。
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そして、いよいよ染め直し実験劇場の時間です!
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テンションのあがる見本帳とにらめっこしながら、染め上がりをイメージ。
さんざん悩んだあげく、
茜色のような臙脂色のような緋色のような渋い赤茶を目指すことにしました。
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仙ちゃん (さっそく慣れなれしく“仙ちゃん”と…笑) が準備をさくさくと進めてくださる間、
期待は膨らむばかりで、わたし達は大騒ぎ。
冒頭の写真のように、端ギレで何度も何度も試し染めをして色を近づけていくのですが、
その工程も楽しくてたのしくて。
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本番は白生地でなく黄色い帯を染めるため、どのくらいベースの色が影響するか
想像力をフル稼働しつつ… 本染め開始!
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ムラができないようにぐるぐるぐるぐる回しながら染液に浸すこと約20分。
取り上げて、脱水、水洗い、もう一度脱水。
そして、乾かします。
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こんな色に~!!!
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今回使用した染料は、植物性の繊維(綿や麻など)を染めるもので化繊は染まりません。
黄緑の模様の部分が化繊のような表情だったので
染まるかな、どうかな、とドキドキだったんですが、この通りしっかりと染まって
濃淡はあるものの、全体が赤茶のしぶーい帯に大変身しました。
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あらかた乾かして、アイロンをあてると色が少し明るめになりました。
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う~ん、素敵!
シミも一生懸命探さないとわからない!
浴衣はもちろんですが、紬の着物をカジュアルに着るときにも使えそうですよね。
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30年近い付き合いになる半幅帯と、新しい関係のスタート。
リ・リレイト実験劇場、仙ちゃんや友人のおかげで今回も大成功です。
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一緒に訪ねた友人は、少し黄ばんでしまったというお気に入りの綿の白シャツを
同じ染液で染めたんですが、生地の違い、浸す時間の違いで、
ずいぶん印象の違う色に染め上がっていました。
ポリエステルの縫い糸がの部分だけ染め残っているのも素敵でした!
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“染める” という行為自体をたっぷりと堪能しつつ、
親しんでいたモノが姿を変えるという体験の特別感を
しみじみと味わうことのできたひととき。
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このワクワクを皆さんとも共有できたらなあ…そんな思いがムクムク。
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仙ちゃんにお願いをして、
染工房 仙波で「手放す前に!染め直して素敵に リ・リレイト」な~んて
ワークショップを企画できたらなと妄想しているところであります。
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▼収納の巣では着物の収納アイテムもご用意しています。
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