美術家 中島 麦 さんとコラボレートさせていただきました
2016.12.02
「フレーミングワーク」でコラボレートさせていただいた
【中島 麦 nakajima mugi 「painting works PLUS」梅田 蔦屋書店】が
本日からスタートしています。
JR大阪駅北側直結 ルクアイーレ9Fの蔦屋書店内という好立地でスタートしたこの展示イベント、
麦さんの大・中・小さまざまな作品に加え、香りとのコラボや麦さんセレクトの本などもあって充実。
なんと朝7時から夜11時までご覧になれます。
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さて少し「フレーミングワーク」のことを。
私が担当したのは、︎桐の重ね箱クーシュを“額箱”として、麦さんの作品を選び収めたことと
同じくクーシュを使って制作の道具や制作の副産物たちを収めたこと、です。
例えば下の写真の作品は
麦さんの今年の新作”WM-M”(acrylic on canvas)。
大きさは 27.3×27.3×3.5cmです。
これを外寸35cm角のクーシュに収めています。
底面は麦さんがキャンバスに色を塗って用意してくださったコバルトブルーの下敷き。
こちらは同じように小品”uchiuchi-WM”を収めています。
これらの組み合わせは全て、「宇野さんの好きなように・・」と
任せていただきました。
そして、麦さんの制作道具などはこんな感じにフレーミング。
麦さんがアトリエで履いている靴や、ジーンズ。
制作過程を見守り、作品とともに作り出される副産物たち
(霧吹きだったりグラスだったり。これらがまた素敵!
麦さんはいい感じにカラフルになっていくことを「育つ」とおっしゃってました!
非売品なのが残念・・)
ビビッドに染まった刷毛も収めましたよ。
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イベントの準備中、こういうことって何と表現すればいいのかな・・と麦さんが尋ねてくださった時に、
「私の仕事って、けっこう全部“フレーミンング”的なことなんですよね。
枠にはめるんでなくてフォーカスするっていう意味で。
そこに何かがくっきり見えるようになったり
新しいエネルギーが生まれたりしたらいいなと思っていて・・」
なんてポロリとお話をしました。
それがそのまま「フレーミングワーク」という表現になったわけなんです。
枠にはめる、型にはめる、というイメージでなく、
ある範囲を切り取り、フレーミングすることで、
そこにあるモノゴトに「焦点を合わせる」「視線を注ぐ」
「そのものとつながる」「その向こうへの入り口となる」
そんなことになればよいなと考えています。
日頃さまざまなかたちで提案している“好きとつながる収納”も
どこまで麦さんをフレーミングできたかは分かりませんが
声をかけていただき、フレーマー宣言(?)させていただいたこと、
とてもありがたいな〜としみじみ。
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以下、麦さんのfacebookでのご案内を転載いたします。
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